秋の収穫の時期がやってきましたね。
一生懸命掘ったさつまいもをいざ味わうと…
予想より甘くない、そんな経験はありませんか?
実は、収穫したばかりのさつまいもは
甘さが不足しているんです。
この記事では、新鮮なさつまいもをより甘くする方法と、
収穫したてのさつまいもを使った
手軽なレシピをご紹介します。
サツマイモを収穫した後の注意点
掘り出したサツマイモを扱う際に注意すべきことが
あります。
それは、絶対に水で洗わないことです!
水洗いをすると余計な水分を吸収し、
カビや腐敗のリスクを高めてしまいます。
土を振り払う程度で充分なのです。
少々の土を付けたままで、風通しの良い陰干しをしましょう。
これで甘さを増す下準備が整いました。
じっくり休ませて甘さを増す
新鮮なさつまいもは水分を多く含んでおり、
そのまま保存するとカビや腐敗の原因になります。
サツマイモが外側が乾いたら、
土を付けたまま新聞紙に包んで、
通気性の良い紙袋やダンボール箱に入れ、
室内の温度(10~15℃が理想)で
2ヶ月保管します。
さつまいもの乾燥手順
- さつまいもの土を優しく払って、皮を傷つけないようにします。
- 通気性の良い日陰で、ダンボールと新聞紙を敷き、さつまいもが重ならないように配置します。
- 表面が完全に乾くまで、およそ4日間天日で干します。
保管中には麦芽糖がじわじわと増えて
甘みが強まっていきます。
これだけで、想像以上に甘いさつまいもができあがります。
新聞紙に包まれたさつまいもは
その中で呼吸を続けているため、ビニール袋ではなく
紙袋やダンボールが推奨されます。
掘りたてのサツマイモが甘くないのはなぜ?
収穫直後のさつまいもがなぜ甘くないかというと、
デンプンがまだ糖分に変わっていないのと水分量が多いことです。
甘みを引き出すためには、デンプンが糖分に変わるまで、
さつまいもをゆっくりと休ませて
時間をかけることが重要です。
一般的に、さつまいもは収穫後1~2週間室内で保管すると
甘みが増し、本当に美味しくなるのは
2週間から1ヶ月後と言われています。
店頭で販売されているさつまいもは、
この熟成を経てから出荷されるので、
購入してすぐに調理しても美味しいわけです。
我が家の定番さつまいも料理
大量に収穫したさつまいも、どのように消費していますか?
焼きいも、大学いも、天ぷら、さつまいもご飯、
スイートポテトなど様々なレシピがありますが、
我が家ではシンプルな蒸しいもが特にお気に入りです。
調理法は驚くほど簡単。
ステップ1
洗ったさつまいもを炊飯器に収まるようにカットします。
ステップ2
水を約100cc加え、サツマイモが半分浸るくらいにします。
ステップ3
炊飯ボタンを押すだけ!
これだけで、誰でも簡単にほっこりとした甘いさつまいもが完成します。
まとめ
適切に休ませて保存することで、
さつまいもの甘さは大きく向上します。
すぐに食べたくなる気持ちを抑えて、
じっくりと熟成させた甘〜いさつまいもを堪能してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。