お団子を作った翌日に固くなってしまうこと、
ありますよね?
たくさん作っても
翌日に美味しく食べられるような工夫があります。
その一つが、団子の生地に
「絹ごし豆腐」を加えることです。
絹ごし豆腐だけでなく、
他にも柔らかさをキープするための材料がありますので、
それらについてもご紹介します。
また、固くなった団子をもう一度柔らかくする方法や、
団子粉と豆腐を使用した美味しい団子や大福のレシピもお伝えします。
団子粉を使う際に、
団子をもちもちで柔らかく保つコツも解説します。
特に、翌日も美味しく食べるためのポイントとして、
豆腐、砂糖、トレハロースを使用することをお勧めします!
豆腐を使ったお団子の作り方
まずは、お団子に豆腐を混ぜる方法からご紹介します。
絹ごし豆腐の使用がおすすめで、
豆腐と団子粉の比率は1:1が理想です。
この方法では、豆腐の加えられたお団子が
長持ちするもちもち感を実現できます。
ただし、豆腐を混ぜるとお団子に
若干の黄色みが出ることがありますが、
トッピングを加えると目立たなくなります。
トレハロースの使用法
最後に、トレハロースを混ぜる方法をご紹介します。
トレハロースは天然由来の糖で、
きのこや海藻に含まれ、
市販のお団子にもよく使われています。
パンなどの酵母を含む食品にも
含まれているトレハロースは、
お団子のもちもち感を持続させるのに役立ちます。
砂糖と同じ割合で使うことで、
大きく味を変えることなく甘みを加えられます。
その他の方法として、
団子粉の代わりにタピオカ粉を使うこともありますが、
これは独特の食感になりますので、
最初は砂糖や豆腐を使って試すことをお勧めします。
砂糖の使い方
次は、砂糖を使った方法です。
砂糖は元々保水力が高いため、
お団子が水分を保ちやすくなります。
だんご粉100gに対して
大さじ1程度の砂糖を加えるのが良いでしょう。
砂糖は多くの家庭に常備されているので
簡単に試すことができます。
固くなったお団子を柔らかく戻す方法
お団子が固くなってしまったとき、
簡単にできる柔らかく戻す方法があります。
一つ目は、電子レンジを利用する方法です。
耐熱皿に固くなったお団子を並べ、
600ワットの電子レンジで約20秒間加熱します。
これでお団子がふっくらと柔らかくなります。
ただし、加熱時間が長すぎるとお団子が
柔らか過ぎになる可能性があるので、
最初は10秒加熱してみて、
様子を見ながら加熱時間を調整するのが良いでしょう。
もう一つの方法は、
熱湯でお団子を茹で直すことです。
特にまだ何もかけられていないお団子に適しています。
お団子を熱湯に入れて数分茹でるか、
お湯にしばらく浸すと、もとの柔らかい状態に戻ります。
お団子作りに使う粉の種類とその違い
豆腐とホットケーキミックスで作る簡単ドーナツのレシピ
ホットケーキミックスと豆腐を使って、
簡単においしいドーナツを作る方法を紹介します。
材料
・絹ごし豆腐:200g
・打ち粉(うちこ):適量
作り方
- ホットケーキミックスと豆腐をボウルに入れ、
しっかりと練り混ぜます。 - まな板に敷いたラップの上に生地を広げます。
- 別のラップを使って生地を挟むようにします。
- 上のラップを外し、生地に打ち粉をふります。
- ドーナツ型を使って形を作り、
160度の油できつね色になるまで揚げます。
完成したドーナツは冷めて
ももちもちとした食感が楽しめます。
手軽に作れて、優しい甘さが魅力のドーナツです。
豆腐入りだんご粉で作る大福とみたらし団子のレシピ
もちもちとした食感が楽しめる、
豆腐を使ったレシピをご紹介します。
もちもち豆腐みたらし団子の材料
団子用
・絹ごし豆腐:100g
たれ用
・みりん:15ml
・砂糖:大さじ2
・片栗粉:大さじ1
・水:80ml
作り方
①団子の生地を作ります。
ボウルにだんご粉を入れ、
半分の量の絹ごし豆腐を加え、
ゴムベラでよく混ぜ合わせます。
②均一に混ざったら、手でまとめてこねます。
耳たぶほどの硬さを目指し、
必要に応じて豆腐を加えて調整します
(全量を使わなくても構いません)。
やや粉っぽい感じでも問題ありません。
③団子を好きな大きさにちぎり、丸めます。
④お湯を沸かして団子を茹でます。
団子が浮き上がったら、
そのまま約3分間茹で続けた後、
取り出します(冷水で冷やさないようにしてください)。
※上新粉のみやうるち米の割合が多いだんご粉の場合、
団子が浮かないことがあります。
そんな時は蒸し器で蒸すと良いでしょう。
⑤たれの材料を全て鍋に入れ、
弱火でとろみがつくまで煮込みます。
焦げないように注意してください。
水を使用すると団子が
柔らかくなり過ぎることがありますが、
豆腐を使うとその心配が少なくなります。
電子レンジで簡単に作れる豆腐入り大福レシピ
だんご粉と豆腐を使って、
手軽にもちもち食感の大福を作る方法をご紹介します。
材料
・だんご粉:100g
・絹ごし豆腐:200g
・あんこ(お好みのこしあんやつぶあん):200g
・片栗粉またはきな粉:適量
作り方
①耐熱ボウルに豆腐とだんご粉を入れ、
しっかり混ぜ合わせます。
②生地が均一になったら、
ボウルの中で広げて中央を少し凹ませます。
③電子レンジの台に割り箸などを敷き、
その上にボウルを置きます。
④600ワットの電子レンジで
ラップをせずに3~4分加熱します。
⑤生地が十分に加熱されたら、
再度よく混ぜてラップをし、粗熱を取ります。
⑥生地が冷めたら、好みのサイズに切り分けて、
各部分にあんこを包みます。
(生地が手にくっつく場合は、
手を水で濡らして作業すると良いです。)
⑦最後に片栗粉かきな粉を全体にまぶして完成です。
この大福は翌日になっても固くならず、
もちもちとした食感が楽しめます。
ぜひ作ってみてください。
さらに、今後はだんご粉以外の粉と
豆腐を使った他のスイーツレシピも紹介していきます。
白玉粉の特徴
お団子を作るとき、
レシピによっては白玉粉や
上新粉が使われることがあります。
これらの粉とだんご粉の違いをご説明しましょう。
まず、白玉粉についてです。
白玉粉の主成分はもち米です。
普通のご飯に使用されるうるち米と違い、
もち米はアミロペクチンという
でんぷん質が多く含まれています。
このアミロペクチンが水に溶け出さない性質を持つため、
おはぎやおこわなどのもちもちとした食感を作り出します。
この特徴を持つもち米を使って作られるのが白玉粉です。
上新粉(じょうしんこ)の特徴
次に、上新粉(じょうしんこ)です。
白玉粉がもち米を使うのに対し、
上新粉はうるち米を原材料としています。
最後に、だんご粉は白玉粉と上新粉を混合したものです。
これらの粉の違いは、主に食感に影響を与えます。
白玉粉は柔らかい食感を出し、
上新粉は比較的固めの食感をもたらし、
だんご粉はその中間の食感で、
適度な弾力としっかりしたコシが
特徴のお団子が作れます。
まとめ
・だんご粉を使用した団子や大福を柔らかく仕上げるには、豆腐や砂糖、トレハロースを加えるとより良いです。
・だんご粉、上新粉、白玉粉は
それぞれ使われる米の種類が異なります。
・団子が固くなった場合、電子レンジで加熱するか、
熱湯で茹で直すことで、もちもち感を取り戻すことができます。